SSブログ

「安眠」ということ [眠りについて]

私が睡眠にとって一番大切だと考えていること

それは「安心」ということ。

つまり安心できる環境が整っていて、はじめて人は深い睡眠とることができるのです。

それが「安眠」ということです。


私に「安眠」について教えて頂いたのは、

今もお世話になっている足利工業大学 小林敏孝教授 です。

教授と初めて会ったのは約8年も前の話です。

研究室で名刺交換をしながら、私はシーツや布団カバーなど睡眠時に人の肌に
触れる商品を作っていることを説明しました。


すると教授は私にこんな質問をしました。


” あなたは睡眠にとって一番大切なことを知っていますか? ”


まともに答えられない私に教授はこう答えました。


” それは、「安心」です。 ”


そして、こう続けました。

肌に直接触れるシーツはとても眠りにとって重要です。

「肌触りがよい」、「清潔である」、「安全である」

肌で安心を感じ取ることによって、脳が安心を感じ、それが睡眠に繋がる。


その言葉は、私の胸に深く突き刺さり、今も寝具の開発をする原点になっています。


付け加えると

「安心」 = 「深い睡眠」

には理由があります。

元をたどると…野生動物


野生のシマウマは立って寝ます。それはいつ天敵に襲われるか分からないからです。
そして睡眠自体も浅く、いつでも覚醒出来るようになっています。

ライオンでも腹を下にして眠り、すぐに走りだせる体制で眠ります。

つまり、睡眠は「天敵に襲われる危険性がない」と確信して始めて熟睡できるものなのです。


仰臥位(つまり仰向け)で寝ることができるのは人間だけです。


しかし、その人間も仕事のストレスや、ささいな心配事があるだけで

「安眠」出来なくなります。

季節を考えると温暖化による熱帯夜も、睡眠に対するストレスになると思います。



現代のようなストレス社会では、理想の「安眠」を取ることは難しいのかもしれません。

しかし、寝具を見直すことにより睡眠環境が改善され「安眠」できるようになるのであれば

少しは私たち寝具メーカーの役割もあると思います。


私たちは「安眠」のため、少しでも睡眠に対する不安を取り除くことが仕事と考えています。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。