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枕その1 ~ 頭を支える寝具 ~ [寝具と眠りの関係]

私が寝具関係の仕事をしていると知って、ほぼ最初に聞かれる質問がこれです。


「一番いい枕ってどんなものですか?」


質問の内容は色々ですが、まず寝具と聞くと「枕」を想像する方が多いようです。

もちろん「枕」も数ある寝具の中のひとつであり、

「枕」だけで寝具や眠りを語ることは出来ないのですが

人の体の中でも一番大切な「頭」を支える寝具である以上

こだわるのは当然のことです。


高さ、形状、素材、固さ、肌触り、通気性・・・

様々にスペックが選べるところは、こだわり派の人たちにはたまらない要素
でもあることでしょう。

しかし、意外なことに「枕」に対して現在のようなこだわりのマーケットが

出来たのは、つい最近だと聞いています。

「枕」は、あれば何でもいい、安い寝具・・・と見なされていたこともあったそうです。


今では、「枕が変わると眠れない」という言葉通り

何種類もの枕を持っている人がいたり、

寝具店に行けばびっくりするぐらい多くの種類がおいてあったり

某通販さんでは、枕が長年売れ筋No.1をキープしていたり

「枕」は、ひとつのマーケットとして確立され

「枕」を通じて睡眠の質を考える人も増えてきていると感じます。


さて、話がだいぶそれました。

冒頭の質問に私はいつもこう答えています。

「あなたが気に入った枕が、一番よい枕です」


拍子抜けするかもしれませんが、これが私の意見です。

理由は「安心」が睡眠の質をあげる要素だからです。

自分が信頼できる「枕」に出会った時こそ、良い睡眠につながります。


一応寝具の専門家としても一言。

実は生まれた時、枕は必要なと言われています。

生まれた直後は、背骨がまっすぐな状態であり、平らな面の上で寝ていても

理想の寝姿勢を維持できるということです。

成長するに従い、背骨が曲がり、猫背になってきます。

枕の役割は、背骨が曲がった分をサポートすることです。

背骨の変化具合に合わせ高さを調節し、頭を支えることで

首や肩の緊張をやわらげ、首の痛みや肩の凝りをなくすことが出来ます。


壁に背中を付け、自然な状態で「気を付け」の姿勢をしてみてください。

その時に頭と壁がどのくらい離れているかが、枕の高さを選ぶひとつの指標になります。


少し長くなったので、枕の中材説明はまた今度にします。


ちなみに<サラフ>の枕カバーはどんな高さの枕にも対応しています(笑)
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